Technology -創薬技術-
CiMLは独自の薬剤開発技術を駆使して、臨床医の目線から新薬開発に取り組んでいます。
CiMLは新薬スクリーニング系として2つの重要基盤技術を独自に所有しています。
この2つの技術を利用して毎年2個以上の新規パイプラインを追加しています。
①タンパク質寿命の多検体スクリーニング法
細胞内のタンパク質寿命を高速で多検体にわたってスクリーニングする手法です。
近年、Creative Biolabo社のPROTAC法などタンパク質の分解を促進する低分子化合物の開発がトピックとなっています。
CiML創業者の高島らは、2010年にすでにタンパク質分解のみに焦点をあてた独自の高速スクリーニング法を開発していました。
本手法は、他のタンパク質分解促進化合物の同定手法に比べより広範なタンパク質分解課程をアッセイすることが可能です。
すでに複数の創薬標的に対して本手法によりヒット化合物が得られています。
CiM-1005, CiM-1008は本法により開発されたパイプラインです。
②酵素活性測定のための多検体微量蛍光減衰測定法
光路系に多数の工夫をほどこした高速蛍光測定装置により微量蛍光の減衰速度を正確に多検体で測定することに成功しています。
本スクリーニング系を利用して酵素活性化剤・酵素活性阻害剤の全く新規のスクリーニング系の立ち上げに成功しています。
さらに大阪大学医化学教室がもつ高いタンパク質合成技術を駆使し、精製困難な酵素・基質を複数使用し、本アッセイ系に組み込んでいます。
これによりこれまでアッセイ系を組むことが不可能であったタンパク質の高感度アッセイ系の開発に成功しています。
CiM-1004, CiM-1007は本法により開発されたパイプラインです。